八戸サービスセンターのTです。
今回は電気の基本に立ち返り、自家用電気工作物についてのお話をさせて頂きます。
皆さんは、“自家用電気工作物”という言葉を聞いたことがありますか。
一般的には馴染みの無い言葉だと思います。
ですが、実は皆さんの生活環境の中には“自家用電気工作物”がありふれています。
一般的にはビルや工場、商業施設など特別高圧(66kV,22kV)や高圧(6.6kV)などで受電している電気工作物を“自家用電気工作物”と言います。
また、一般家庭など低い電圧(100V,200V,400V)で受電している電気工作物を“一般用電気工作物”と言います。
これらの自家用/一般用電気工作物の区分により主任技術者選任の要否や、保安規程作成の有無が関わってきます。我々の保守する太陽光発電所は、いずれかの電気工作物に該当し、区分によって仕事の内容が定まってくるわけです。
近年は我々の仕事の範囲も広がり、自家用/一般用問わず多岐に渡る電気工作物の知識が
必要とされてきています。電気の世界は必ずしも大は小を兼ねるとも言えず、定格電圧の小さい設備には小さい設備なりの特徴があり、それらは実務を通すことでしか学べません。
私もまだまだ勉強中の技術者ですが、今後も幅の広い仕事を通して多くを学びたいと思います。