日経新聞に日本のCO2削減目標が1面に載ったが、数字のマジックをうまく活用したなとの印象を受けた。
1990年比では、米国やEUの目標と大きく乖離するため、削減率が稼げる2013年比を新目標とするというやつだ。
この目標をどのように設定するかは、4月30日開催の環境省・経済産業省の合同委員会でも議題となっていた。その資料からの抜粋が以下の表であるが、1990年比18%削減とするか、2013年比26%削減とするかは目標のチャレンジング度合が変わって見えるようだ。ただ、ここの設定に時間を使うのも実質的な意義のあることでないため、早く決めてしまい、実際の削減にエネルギーを使うべきだろう。
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