新着情報

CO2削減目標の設定のとき

欧州連合(EU)は2030年までに温暖化ガス排出量を1990年比で40%削減する目標を設定した。米国は約25%削減をオバマ大統領が公表した。日本も今年中に目標を設定して、国連へ提出しなければならない。
CO2削減目標を設定するにあたって決定しなければならない主要項目:
① 原子力発電の方針:築40年の炉を延命できるか
② 再生可能エネルギー:20%まで増やせるか
③ LNGか石炭か: 電力自由化と同時増える石炭火力ニーズをどこまで許容するか
悩ましい問題であるが、COPで定めたルールであり、期限を切って決定しなければならない。
新電力としては、計画する石炭火力が認められるのかどうかが重要な関心事であろう。計画が認められたとしても、クレジット等によるCO2対策は課せられると思うが、CO2対策はJCMが中心となろう。JCMの重要性も高まっていくことが予想される。