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デール・カーネギー

今朝の社内会議で、デール・カーネギーが話題となったので、カーネギーについて書こうと思う。
デールカーネギーは、「人を動かす」で知られるマーケティングの大家である。彼の本を読んでいて思うのは、彼のようにセールス出身のビジネスパーソンは、概して交渉相手の心理を敏感に察知し、それを巧みに自身の有利なように導く能力に長けるということだ。
私の社会人経験を大まかにまとめると、20代は会計・税務・財務を学び、30代は新規事業企画、コンサルティングを学び、40代は中小企業社長として経営を学んでいる。社長をやると、財務管理、法務、IT、情報セキュリティ、マーケティング、広報、資金調達、役所対応、労務管理、外注管理、債権回収、訴訟対応等の様々な問題を、何回も何回も解くようになり、その能力は格段に磨かれる。ただ、対人関係のスキルは、正解がない世界なので、とても難しいと思う。
社員がモチベーション高く働く。他企業と連携する。自治体を中心とした地域の事業を企画運営する、投資家にプレゼンテーションして投資してもらうなど、いまの社長としての重要業務は、いずれも対人関係スキルがとても大きなウェイトを持つ。しかし、私は、これらのスキルを系統だって学んでないので、いま苦労している。経営者の先輩方の著作をみても、この分野に言級が必ずあるので、重要な領域だと考えているのだろう。
相手の心理を察する。それからうまく自分の味方になってもらう。自分のゴール達成に味方を増やす。このような能力を付けた人間が、ビジネスを成功させるのは容易だ。社会人の初期の段階で、セールスの技術を身につけるのは、ビジネス成功の近道だと常々思っている。