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ガス自由化

2016年をめどに、ガスも自由化される。ガスの自由化議論は、電気の自由化と同時並行で実施されている。
ガス自由化議論のなかでも、ガスの託送部門の取扱いがポイントとなっている。
日本も関東圏を中心に、ガス導管網が充実している。したがって、ガス託送により公平な競争市場ができれば日本の高いガスの値段も下がるものと期待できる。ガスは液化(LNG)して、日本に持ってくる。そして、LNG基地において気化、カロリー調整、臭気付が行われて、ガス管にて需要家まで運ばれる。エネ庁作成の下記グラフをみても、日本は、ガス価格世界一という不名誉な地位にある。制度の仕組みでこのコストが下がるならば、それは日本にとって喜ばしいことになるだろう。電力自由化議論のなかで、調整電源として機能できるLNGガス火力は、再エネとの相性が良い発電方式であるが、ガスの値段が高いというのが最大のネックである。その部分が、解消できれば、日本に再エネはもっと導入できるのではないか。

(出所:エネ庁http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2013html/2-2-4.html)