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これからが冬本番、苫小牧にも雪が降りました

苫小牧サービスセンターのHです。苫小牧にも雪が降り、路面が凍結する時期になりました。

ところで、北海道では9月の地震と停電から3か月経ちますが、苫小牧市に隣接する被災地では復旧も進まない中、冬を迎えます。今回の地震では、最大震度7(※1)の強烈な揺れで、緩い斜面の崩壊、地割れ、建物の倒壊など多大な被害が出ました。被災した火力発電所の停止をきっかけとしたブラックアウトは全道を機能停止に陥れました。

太陽光発電所も影響を受け、停電による停止後、連系許可が出るまで再稼働できませんでした。停電が復旧した時点で低圧発電所は運転開始しましたが、電力不足の状態では出力変動の影響が想定される高圧、特高には許可がすぐには下りませんでした。停電から連系開始まで高圧で一週間、特高で二週間ほど待つことになりました。

もし北海道で冬期間に停電が起きたら、生命の危険にさらされます。多くの暖房器具が使えなくなってしまいますので、地震後には反射式石油ストーブが売れたようです。
冬に湿った雪が降ると送電線の着雪による事故が多くなり、長野県に居たとき送電線の着雪と強風が原因らしい短絡事故で長時間の停電を経験しました。この時はしまっておいた古い石油ストーブが役に立ちました。

これから冬本番ですが、積雪・凍結、強風を毎日気にかけてO&M業務にあたります。

 

※1:(以下、HP管理者より)
最初に本記事を掲載後、原稿作成者のHより「原稿に『震度7』と書いたのに、掲載記事では『震度6』になってる! 何か問題ありました?」と問合せのメールが来ました。
それに対し私とHさんの間に入って対応してくれていたOさん「震度7だったかな?と思い調べたところ、震度6強だったので修正した」と参考のURLを添えて返信。
すると再びHさん「震度については震源域の厚真町では通信が遮断され震度情報が伝わらず、後日震度7と発表されています。隣接の安平町(実家がある)とむかわ町が震度6強、苫小牧市が震度6弱でした。地割れして片側通行だった実家の前の町道が、先週雪が降る前に修理されました。」と応戦(?)。
結果「最大震度7」に修正して、掲載することになりました。
この二人のデータへのこだわりは、何なんでしょ。
ちょっと笑っちゃいますが、そんなデータにこだわる技術者達が皆様の発電所の安全を日々守っています。