新着情報

AI予測技術で太陽光発電の課題を解決する 『第2回太陽光発電量予測AIコンペティション』 受賞者決定のお知らせ

株式会社スマートエナジー(本社:東京都港区 代表取締役:大串卓矢、以下スマートエナジー)は、東大先端研ClimCORE飯田誠氏との共催、株式会社ウェザーニューズご協力のもと開催した『第2回太陽光発電量予測AIコンペティション』の授賞式を11月6日(水)に行い、受賞者を発表しました。

 

【太陽光発電量予測AIコンペティションとは】   

本コンペティションは、AI予測技術の向上と高度気象データの利活用促進とともに、自然変動電源と言われる太陽光発電の課題を解決するユニークな技術やアイデアとその精度を表彰するものです。参加者はスマートエナジーが所有する太陽光発電所の過去2年間の発電量データや気象データをもとに、今年の発電量を予測するAIモデルを作成し、その予測精度を競います。昨年行った第1回目では予測の正確性のみを評価基準としていましたが、今年はAIモデルの再現性も含めて評価するため、下記2つの部門を設置しました。

■オープン部門:予測値とソースコードを提出する部門。予測精度に加えAIモデルの検証も採点対象。
■クローズ部門:予測値のみで採点を行う部門。事情によりソースコードを提出できない方が対象。
その他、前回参加者の要望をふまえコンペ期間を短縮、高精度な予測を求めるため天候が変化しやすい9月開催とする等、前回大会から内容を変更しています。
大会HP:https://www.solar-forecast.jp/

 

【開催背景】   

従来、太陽光発電所と言えば広大な土地に設置されるメガソーラーが主流でしたが、適地不足により今後は建物の屋根にも設置可能な低圧発電設備が増加する傾向です。全国各地に分散設置される低圧発電設備が増えることで、発電量の試算・予測が難しくなり、太陽光発電の安定供給が複雑化するとされています。太陽光発電所の運営・保守において国内トップシェア(※)のスマートエナジーは、さらなる太陽光の安定導入を目指すために、東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授 飯田誠氏、株式会社ウェザーニューズご協力のもと、AIによる太陽光発電量予測技術の発展を目指す本コンペティションを昨年に引き続き開催いたしました(※出典:PVeye 2023年8月号『主なO&M企業』ランキング)。

 

【授賞式の様子】   

 

【「第2回太陽光発電量予測AIコンペティション」審査結果】   

【各賞の説明】

■トップ賞:
期間中の発電電力量の予測誤差が最小のチームが受賞。対象3発電所の予測誤差の和で判断。
オープン部門:賞金50万円/クローズ部門:賞金5万円

■各発電所別トップ賞:
期間中、対象3発電所のうちいずれかの予測誤差が最小のチームが受賞。
オープン部門:賞金15万円/クローズ部門:記念品贈呈

■審査員特別賞:
審査委員会にてデータ処理の工夫等を評価し、全参加チームの中から1チームを選出。

※各賞とも重複受賞はありません

 

【受賞者一覧】

チーム名 企業名
オープン部門 トップ賞 ゆぞいv2 沖電グローバルシステムズ株式会社
オープン部門 各発電所別トップ賞 かすみがうら上土田発電所の部 MAICS 三菱電機株式会社
オープン部門 各発電所別トップ賞 塩谷佐貫発電所の部 TeamD 三菱電機株式会社
クローズ部門 トップ賞 Alone 大阪ガス株式会社
クローズ部門 各発電所別トップ賞 塩谷佐貫発電所の部 shiojima1 大阪ガス株式会社
審査員特別賞 ものぞう 株式会社NTTデータCCS