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太陽光発電所は生き物だ

12月から東京サービスセンターに移動してきたOです。
7~11月まで、茨城県水戸市にある40MWの発電所で除草作業をしていました。
太陽光パネルに草の影が落ちないように、定期的に除草作業をします。
非常に広い発電所なので、乗用式の刈払機を2台導入しています。
 
乗用式刈払機の名前は「まさお」といいます。
俳優の草刈正雄からとったダジャレで愛称かと思いきや、実際に農機具メーカーが出している正式な商品名でした。
このネーミングセンス、私は好きです(^^)
まさおは4WD・22馬力で、乗ってみるとゴーカートのようで楽しいうえに作業のスピードも速く、私たちの草刈り作業の頼もしい相棒です。
 
太陽光発電所には太陽光パネルと接続箱をつなぐケーブルや、接続箱(及び集電箱)とパワーコンディショナをつなげるケーブル、または通信線など、様々なケーブルがポリエチレン管に格納されてパネル間に転がっています。
まさおで除草作業をするときは、転がし配管の上を跨げないので(管を傷つける可能性があるため)、行動範囲が制限されるという問題がありました。その問題を解決する方法として、この12月から転がし配管の上に砂と砕石を敷設して、まさおが配管を乗り越えられるようにする、通称「まさおバリアフリー作戦」を展開しています。
なにぶん広い発電所なので、全エリアの配管への砕石敷設作業を今冬で終わらせることは出来ませんが、繁茂が激しいエリアだけでも敷設することができれば、来夏から除草作業の効率が格段に上がります。
 
このように、太陽光発電所のメンテナンスを行う上で発生する様々な課題を解決するのもOMのお仕事です。
太陽光発電所は生き物だと言われることがあります。季節によってその表情は変わり、いろいろなことが起こります。
例えばカラスがパネルに石を落としたり、イノシシが発電所のあちこちを掘り返したり、ハクビシンがパネルの上にフンをしたり、蔦に覆われたフェンスが傾いたり、注意看板が風で飛んで行ったりなどなど・・。
いろいろな問題に対応できる引き出しを増やせるように、私も日々精進してまいります。